4歳 5歳 長引く指しゃぶりで焦りや不安を感じたことはありませんか?
長引く指しゃぶりで前歯がゆがんできた。永久歯に影響あったらどうしよう・・・
保育園の指しゃぶり仲間ももう吸ってない!気づけばうちの子だけ?
長引く指しゃぶりに悩まされたわが家ですが『3つのステップ』により5歳と0ヶ月で指しゃぶりが卒業できました!!
この記事では「4歳・5歳」になっても指しゃぶりがやめられない!と困っているパパママに実際に成功できた方法を紹介します。
- 【親の気持ちづくり】歯医者で診てもらう
- 【子どもの気持ちづくり】絵本『ゆびたこ』
- 【実行】『自着性テーピング』を指に巻く
特別なことはしてません。肩の力を抜いて参考にしてみてくださいね。
『ゆびたこ』効果のある年齢は?
『ゆびたこ』の効果がでやすい年齢は何歳でしょうか?経験から言うと、子どもによります。多くは3歳、そして割合を減らしながら4歳・5歳・6歳辺りで卒業しているようです。
私も子どもの指しゃぶりに悩んでいた時に絵本『ゆびたこ』がいいと知りました。そこでは「3歳でやめられた」という口コミが多かったです。
専門家のコラムでも「指しゃぶりは3歳まで大丈夫」とよく見るので、余裕をもって2歳~3歳にかけて「指しゃぶりをやめさせよう!」とチャレンジしました。
「指しゃぶりがやめられる」と定評のある絵本『ゆびたこ』に期待をふくらませるも、あえなく失敗。。。
指しゃぶりをしながら絵本を楽しむという結果に・・・
多くの子が卒業できるといわれている3歳を過ぎ、4歳でも絶好調に指を吸い続ける子どもを見て焦りを感じました。
「年中に進級」と「5歳の誕生日」をきっかけに再びチャレンジしました!
5歳を目前に再び『ゆびたこ』の読み聞かせをし、今度は指しゃぶりを卒業することに成功しました!
「この絵本はうちの子に合わなかった」ではなく、タイミングが合わなかっただけかもしれません。
指しゃぶり卒業後はどんな様子?
今では遊ぶ時間に「ぼー」っと指しゃぶりをすることがなくなりました。
どろんこ遊びや昆虫さがしの後に、手洗いもせずそのまま口に入る時の親の絶叫ともおさらばです。
興味のあることに両手を使って全力で楽しんでいる姿を見て、やめられて本当に良かったと心から思います。
- 両手で大好きな電車のおもちゃで遊べる
- 両手を使ってブロックで複雑なものが作れる
- 折り紙に集中して取り組める(紙が濡れない)
- 外で自由に触りたいものを触らせてあげられる
- 寝ている時、両手は自由の身
- 歯の歪みのことで悩まなくなった
寝ている時はバンザイの形で寝ています(感動!!)
指しゃぶりはしていいの?
赤ちゃんはだいたい生後2~3か月頃から指しゃぶりを始めます。この行動は誰もがする生理的な行動で、いろいろな物を自分で認識するためにとても大事な行動です。
小さいうちの指しゃぶりは無理やりやめさせる必要はなく、成長と共に自然に指しゃぶりは減っていきます。
一般的には 1~2歳に多く、3~4歳になると減少し、5歳頃までにほとんどがしなくなります。
指しゃぶりはいつまでに やめさせるべき?
3歳くらいまでに指しゃぶりを止めれば、上顎前歯が出てしまう状態が徐々に戻っていくことが多いので、心配はないでしょう。4歳を過ぎると癖になってしまうことがあります。本人に自覚させ、納得させ、子供が自分で行動をコントロールするように方向づけをします。乳歯の位置に多少影響がでても、永久歯に変わる時に戻ってきます。
6~7才になっても、まだ指しゃぶりがやめられないと明らかに悪影響が出てしまいます。小学校に入るまでには確実に治しておきましょう。もし、その時点でも指しゃぶりの習慣が続いていれば、歯と、顎に悪影響を与え歯列不正がおこります。後々、矯正治療が必要になってきます。
引用 浦安市歯科医師会 「お子様の指しゃぶりに関して」
3歳までは大丈夫
3歳頃までに指しゃぶりをやめることができれば歯並びへの悪影響は少ないとされています。
この時期までにやめられるのがベストですね
4歳~5歳 この時期までにはやめさせたい!
乳歯が多少ゆがんでも永久歯に変わるときに戻ってくるようです。
歯への影響を考えると、この時期までにやめたいですね
6歳~7歳 歯の影響がでてくる
この時期まで続くと歯への影響が出てきます。小学校にあがるまでにやめられるよう取り組みたいですね。
やめられずにいると後々、矯正治療が必要になってくるようです。
卒業・入学シーズンは環境の変化で心の負担も大きいので、余裕を持ったスケジュールで取り組みたいですね
【長引く指しゃぶりの影響】歯並びが悪くなる
- 出っ歯になる
- 前歯がかみ合わない
- 歯並びの横幅が狭くなる
- いつも口を開いている
- 言葉の発音が悪くなる
- 顔立ちに影響が出る
寝ている間に指しゃぶりをしている子どもの指を引き抜こうとしたことはありますか?
子どもの力だと思ってあなどるなかれ。ものすごい力で指を吸っています。
大人が結構な力で引っ張っても抜けません。
毎日強い力で吸っているので歯への影響が出てきますね
【指しゃぶりをやめさせたい】2回のきっかけと気づき
指しゃぶりをやめさせようと思ったきっかけが2回訪れます
1回失敗したもんね
【指しゃぶりをやめさせたい】きっかけ①
「コロナ」と「3歳」に向けての準備
子どもが1歳後半の頃にコロナが騒がれるように。
本来は「たくさんのものに触れて情報を学びとる」大事な時期です。
「お子様に沢山のものを触らせて体験させてあげてください!」と言われるであろう時期に触ることを制限。
言い聞かせても理解できない幼子が、好奇心で色々なものを触っては指しゃぶり~
いつ感染してしまうのかおびえる毎日。
感染しないために「触ってはダメ」「手洗い」「アルコール」の連呼。” 触りたい ” の「好奇心の芽」を摘み取るかのような状況に歯がゆさを感じました。
とはいえコロナに感染するわけにはいかない!
「指しゃぶりをやめさせたい」気持ちは膨らみます。
「やめさせたい」と「自由に触らせてあげたい」の反する気持ちが、親の曖昧な行動として表れてしまった。
【指しゃぶりをやめさせたい】きっかけ②
年中に進級!5歳の誕生日!!
「3歳」という魔法の年齢を過ぎ、4歳も終わろうかというのにやめる気配なし。
年少の間にやめさせるぞ!!
と自分なりに「声かけ」や、指しゃぶりをやめるのに良いとされる「グッズ」を試すも惨敗の日々。しかし卒業できた今、振り返って気づいたことがあります。
『やめさせる覚悟』が無かった
当時は覚悟を持ってやっている「つもり」ではありました。
でもよくよく振り返ってみると、指しゃぶりは「そろそろやめた方がいいから」とか「もうお兄ちゃんだし・・・」というフンワリしたものでした。
5歳目前!!年中クラスに進級
もうすぐ小学生、ランドセル姿もチラつくなか
指しゃぶり、、
現在進行形(汗)
このままじゃダメだ!なんとしてもこの1年でやめさせたい!
保育園で1年の目標を紙に書いて提出するのですが、「年中の目標」に決めました!
保育園の先生にも宣言、協力していただき、家でも園でも指しゃぶりをしない環境づくり
歯医者に連れて行ったこと
歯の歪みが気になっていたのでプロの意見をもらう(後で詳しく説明します)
すぐに誕生日到来
目標を立てた記憶が新しいうちに、気持ちが熱いうちに。
誕生日のお祝いの日に「5歳の目標」として親子で話し合い「指しゃぶりをやめる!!!」を決意しました。
具体的な目標の期限を決める
親だけでなく、子ども自身の意思で「やめる覚悟」が持てた
指しゃぶりがやめられた【3ステップ】
僕は絵本『ゆびたこ』だけではやめられなったよ。だけどね!
絵本「ゆびたこ」無くしては成功できませんでした
僕が指しゃぶりをやめられた
「ゆびたこ」+α の3ステップを紹介するよ!
絵本 +α(プラスアルファ)で 「指を口に入れない状態をつくる」を試していくのが子どもに合っていました。
#1【親の気持ちづくり】歯のプロに診てもらう
忙しいを理由に行きそびれていましたが、勇気をふりしぼって歯医者に行ってきました
ずっと気になっていた歯のゆがみ
- 指しゃぶりがやめられない
- 今どのような状態なのか
- 永久歯に影響あるのか
- 矯正しなくてはならないのか
小学校に上がってから「やめさせるという行為」は各段に難しくなりますよ
今本気でやらないと矯正など親子共に大変な思いをしますよ
きびしいようですが、多少強引にでもやめさせるための行動をとらないと後で辛い思いをしますよ
怒られたらどうしよう、、と恐る恐る歯医者に行きましたが、割としっかり、強めに言われました(汗)
でも、ありがたいことです。
先生は私の曖昧な覚悟を見抜き、あえて強く言ってくれたのだと思います。しっかりと刺さりました
第三者の意見、しかもプロの言葉で身が引き締まりました。
これまでなかった「親の覚悟」が持てた瞬間です。
2ステップ目では、子どもの気持ちづくりについて説明します。
#2【子どもの気持ちづくり】絵本『ゆびたこ』
- 対象年齢 3歳 4歳 5歳
- 作者 くせ さなえ
小学校にあがる前の女の子が主人公。舞台は関西。
指しゃぶりがやめたいのにやめられなくて悩んでいる女の子。女の子の指に突如「ゆびたこ」が現れ話しかけてきます。
家族の前には「ゆびたこ」は現れません。一人になると現れ「もっと吸っておおきくしてや~」と指しゃぶりするよう誘惑してくるのです。
「指しゃぶりをしない」と頑張る女の子の揺れる気持ちに、つけこんでくる嫌なヤツなのですが、どこか憎めない存在。「ゆびたこ」と生活する数日間のお話です。
「ゆびたこ」の登場シーンは、お子さんの年齢・性格によっては少し恐いと感じるかもしれません。
絵のタッチは好みが分かれると思います。
ですがこの絵だからこそ、ゆびたこの「憎たらしい」感じが表現できていて、本の中に引き込まれ疑似体験ができます。これが絵本のすばらしいところです。
指しゃぶりがやめられなくて困っている子には持ってこいな絵本です
- 絵本『ゆびたこ』は2歳の頃に購入
- 指しゃぶりが卒業できたのは5歳0ヶ月
購入から卒業までに期間がありますが、指しゃぶりをやめさせるためにずっと取り組んでいた訳ではありません
本気で取り組んだ期間 1週間
習慣づけとして1ヶ月
1度失敗するも、5歳を目前に再び『ゆびたこ』の読み聞かせをし、今度は指しゃぶりを卒業することに成功しました!
「この絵本はうちの子に合わなかった」ではなく、使うタイミングが合っていなかったのです。
親が言葉で「指しゃぶりは〇〇だからやめようね」と説明しても上手く伝えきれません。
絵本の良いところは絵本の世界を疑似体験できることです。
絵本を通して「指しゃぶりはやめたほうがいい」「指しゃぶりをやめたいな」と気持ちが作れます。
そのタイミングで「ゆびたこさん出てきたら嫌だね」「指しゃぶりやめようね」と子どもに語りかけます。
気持ちが薄れない様にすき間時間、寝かしつけの時に絵本を読みました。
ちょっぴり不気味な『ゆびたこ』で「恐怖心を与えてやめさせる」という使い方ではなく、「指しゃぶりを卒業したい」という子どもの気持ちづくりを親が手伝うためのツール
このように使うことがわが家に合っていました。
絵本の意味を理解し、自分の意志で決意することができる4歳・5歳が良いタイミングでした。
4歳・5歳になると「指しゃぶりはしない方がいい」ことはしっかりと理解できる年齢です。ですが「癖」なので自分の意志とは反対にどうしても口に入ってしまいます。
起きている時は指が口に入りそうになっても「ハッ」と気づいてやめられるようになってきますが、眠っている無意識な時は指が口に入ってしまいます。
ですが日を追うごとに寝ている時も、指が口に入らなくなってくるのです(感動!!)
3ステップ目では、寝ている時に「無意識に口に入らない」対策を写真付きで説明します。
\ 1冊の絵本で粘り強くわが子とともに成長できた絵本 /
#3【実行】指を口に入れないために『テーピング』を指に巻く
『ダイソー くっついて止まるテーピングテープ伸縮タイプ 幅50mm×長さ』
ダイソーで購入。習慣づけでしばらくの間続けていたので 2回買いました。
チャレンジしたのが6月だったこともあり、手袋は暑くてつけてくれませんでした。
寝ている間に暑くてポイッ!!ジュージュー指吸ってました・・・
このテーピングは初夏でも蒸れることなく、肌荒れしませんでした!
手を全体覆う手袋よりも「吸う指のみ、指全体を覆える」テーピングが合っていました。
貼って剥がせるタイプ「自着性」なので、テーピング単体でくっついてくれます。
裏には粘着テープがなくベタベタしないのにくっつくのです。ずれた場合は剥がしてやり直すことも簡単にできるのでノンストレス!!
少し値段はしますが手でカットできるタイプもあるみたい。100均で買えるならハサミで切る手間も許せる!
指をまるごと覆える5cm幅がおすすめ
指先は完全に覆って余らせた部分をくっつけると指先が見えなくて、指の味もしないのでいいですよ
\ かわいいデザインもあるよ /
【指しゃぶりをやめさせる】その他のおすすめは?
2回チャレンジしたわが家。試した数も沢山あります。
わが家の場合は、結果として絵本とテーピングでしたが、その他にもおすすめとされている方法があります。色々と試したり、組み合わせてみたりとお子様にあったやり方が見つかるといいですね。
- 爪に塗る苦いマニキュア
- 手袋
- ばんそうこう(お気に入りの柄)を貼る
- 外で思いっきり遊ばせる
- 両手を使う遊びをさせる
- 手をつないで寝る
歯医者の先生のおすすめ
「スキー用の手袋」大きくて物理的に口に入らないし、先生もこれで卒業できたそう!
スキーをしないので家になかったこと、初夏で暑かったことにより試せていませんが、家にあれば試してみてください!
爪にぬる苦いマニキュア
「これでやめられた!!」という声はよく聞きますので選択の一つにオススメです。
2歳でチャレンジするも効果ありませんでした。
理由は、タイミングが早かった!
味覚が発達し苦みを感じる3歳~4歳頃からが効果があるそうです
効果のある年齢を知ったのが指しゃぶりを卒業した後。2度目の挑戦の時には使ってません。5歳なら効果ありだったかも!!
手袋
息子の場合、手袋は寝ている間に取れていました
「指が入らないなら吸わない~」レベルでしたら簡単でおすすめです。
新生児の時の手袋も使えました!
小さい子の力や器用さでも簡単にとれるので「じゃまだ!」と簡単に突破されてしまうことも。
絆創膏(お気に入りの柄)
乗り気でつけてくれて、導入しやすいです。
お肌弱めの息子は肌荒れに
手をつないで寝る
手を握ってもらえると安心して眠ってくれるので入眠時には有効です。
わが家はテーピング&手をつないで寝る派。親が寝てしまったら手が離れてしまうので、後はテーピングに託します。
外で思いっきり遊ばせる
遊んでいる最中は有効です。帰り道・家にいる時間・寝る時など、その他の時間は指しゃぶりをしてしまいます。
仕事がお休みの時しか、外で遊ばす時間がとれませんでした
両手を使う遊びをさせる
「外で思いっきり遊ばせる」と同様、一定時間には有効ですが、その他の時間は難しいです。
指しゃぶりよりも夢中になれる何かが見つかるといいのですが。癖でしみついた指しゃぶりを忘れさせる遊びは見つけられませんでした・・・
まとめ
長引く指しゃぶりに悩まされたわが家ですが、紹介した『3つのステップ』により5歳と0ヶ月で指しゃぶりを卒業することができました。
- 【親の気持ちづくり】歯医者で診てもらう
- 【子どもの気持ちづくり】絵本『ゆびたこ』
- 【実行】『自着性テーピング』を指に巻く
「覚悟」とか「気持ちづくり」とか少し難しく感じたかもしれません。ですが安心してください。毎日やっている子育てと変わりません。「どうしてやめる必要があるのか説明し、一緒に考え挑戦、できたら褒める」
難しく考えなくても大丈夫です。やめる必要性を親子で共有できればあとは時間の問題です。「絵本を読む」と「口に入れない」プラスアイテムの簡単ステップです。
気負わず、追い込まず、失敗しても怒らない。
お子さんが悪い訳でもない。親御さんのせいでもない。ネガティブ感情は足を引っ張るだけでいいことはありません。指しゃぶり卒業が先延ばしになるだけです。
楽しみながら取り組む、1回成功するたびに皆で喜ぶ、今回の成功ポイントを本人にインタビューしてみるなど、明るい雰囲気で、ゲーム感覚で行えるとハッピーです。
- どうして指しゃぶりが良くないのか説明する
- 絵本を読んで疑似体験(やめたいの気持ちをつくる)
- テーピングを巻き、寝てる無意識の時間の対策をとる
- 成功できたら沢山ほめる
両手で思いっきり遊べると、こんなにも出来ることが増えるなんて気づかなかったよ。卒業できてホントによかった!